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【小児歯科】乳歯のむし歯は白いまま進行する?~乳歯の特徴を知ってむし歯予防に取り組もう~
こんにちは。
JR・地下鉄「金山駅」から徒歩3分の歯医者【金山伏見通り歯科】です。
2022年度の歯科疾患実態調査では、過去1年で歯科検診を受けた方の割合は58%という報告がされています。
(参考:厚生労働省 「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」p32より) >
この結果からわかるように、予防のために歯科検診を受けている方は多いとはいえません。
後回しにしがちな予防歯科ですが、お子さまの乳歯は特に注意が必要なのをご存じでしょうか。
今回は、乳歯の特徴やむし歯についてお伝えしますので、お子さまの予防歯科について考えるきっかけとなれば幸いです。
乳歯のむし歯は白いの?
健康な乳歯は歯の表面にツヤがあり、透明感のある白色をしています。
お子さまの仕上げ磨きをしている際に、歯の一部に白く濁ったような色を発見すると危険信号です。
このような状態は、初期むし歯の可能性があります。
むし歯の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)という細菌のかたまりです。
ここで繁殖した細菌が「酸」を発生させ、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。
すると、歯のツヤがなくなり、白く濁ったような色に変色し始めるのです。
初期むし歯の状態であれば、歯磨きやクリーニングでの汚れの除去や、フッ素塗布で歯の表面の修復を行うことで、むし歯の進行を抑えることにつながります。
乳歯は永久歯にくらべてむし歯になりやすい?
乳歯は永久歯にくらべてむし歯になりやすいといわれている理由は、次の通りです。
歯質が軟らかい
乳歯は、エナメル質や象牙質の厚みが永久歯の半分ほどしかありません。
石灰化が完全に進み、硬くなるまでに生えてから2~4年かかるといわれています。
(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より) >
甘いお菓子が好き
お子さまが砂糖を多く含む食べ物や飲料を好むことも、むし歯になりやすい原因です。
汚れが溜まりやすい
乳歯は奥歯の溝が多く深いために、食べた後の汚れが溜まりやすい状態です。
磨き残しが起こりやすいので、むし歯菌の繁殖の原因となります。
子どもの予防歯科は【金山伏見通り歯科】におまかせください
お子さまのむし歯予防のためには、ご自宅での歯のケアの徹底と歯科医院に定期検診に来ていただくことが重要です。
JR・地下鉄「金山駅」から徒歩3分の歯医者【金山伏見通り歯科】では、お子さまのお口の環境を守るためのアドバイスやサポートをするために、「KFカムカムクラブ」という活動を開催しています。
お子さまが、楽しく自ら予防歯科に取り組めるよう環境作りを行っていますので、お気軽にお越しください。
当院は、木曜以外の平日は18時まで、土曜も14時半まで診療しております(2024年2月現在)。
ご都合にあわせてご来院ください。